なぜ似てる?赤白緑の国旗に隠された意味と決定的な見分け方を解明
なぜこれほど多様な地域で同じ色彩が選ばれたのか。その源流には、圧政からの解放を叫んだ指導者たちの情熱がある。
イタリアのトリコロールは、フランス革命の精神を受け継ぎつつ、19世紀の国家統一運動(リソルジメント)の中で定着した。英雄ジュゼッペ・ガリバルディらが率いた義勇軍の胸には、常にこの三色が輝いていた。緑は肥沃な国土と希望、白はアルプスの雪と純潔・信仰、赤は統一のために流された愛国者の血を象徴している。
一方、大西洋を越えたメキシコでは、1810年に独立の口火を切ったミゲル・イダルゴ神父の精神が三色旗へと結実した。独立戦争を戦い抜いた「三保証軍」の旗に由来し、緑は独立、白は宗教の純潔、赤は先住民とスペイン系住民の統合を意味した。中央のアステカ神話に基づく鷲の図柄は、植民地支配を脱し、自らの古代文明のルーツを取り戻すという強烈な意思表示にほかならない。