ネパール渡航が激変!大使館ビザ手続きの落とし穴と最新の注意点
夢枕獏の傑作小説『エベレスト 神々の山嶺』が描いたような、圧倒的なヒマラヤの巨壁に挑む冒険者たちの情熱は、今なお衰えを知らない。ポストコロナの反動も手伝い、国際観光・トラベル産業におけるネパールの山岳ツアー需要は空前の盛り上がりを見せている。
しかし、近年の山岳エリアをめぐる制度改革は見過ごせない。ネパール政府はトレッカーの安全確保と遭難時の迅速な捜索体制を確立するため、主要国立公園や保護区における単独トレッキングを禁止し、公認ガイドの帯同を義務付けるエリアを大幅に拡大した。かつてのように自由気ままな個人トレックを敢行することは制度上難しくなっている。
渡航前には、外務省海外安全ホームページで最新の安全情報を確認することが欠かせない。標高4,000メートルを超える高地での高山病リスクはもちろん、予期せぬ天候急変によるヘリコプター救助要請時の高額な保険適用要件など、事前準備の甘さが命取りになるケースは後を絶たない。山に入る前の手続きと装備の点検こそが、冒険の第一歩となる。