年間400万件の迷子たち。2026年最新「警視庁遺失物センター」の舞台裏と、落とし物を絶対に取り戻すための新常識
窓口や電話窓口に寄せられる問い合わせのうち、英語・中国語・韓国語・スペイン語など多言語での対応を要する割合はすでに過半数に達している。
帰国直前にパスポートや貴重品を失くした外国人からのSOSは切実だ。センターではリアルタイムのAI音声翻訳端末を配備し、オペレーターが多様な言語で遺失状況をヒアリングする体制を整えている。しかし、海外の文化圏では「失くしたものは戻ってこない」と諦めて届出を出さない旅行者も多く、手元にあるものの所有者に連絡がつかないまま保管期限を迎えるケースが課題として浮き彫りになっている。