女子テニスがエロいと話題の理由は?スコートの歴史とウェアの真相
プロテニスの現場における服装規定は、時代とともに大きくアップデートされています。女子ツアーを統括するWTA(女子テニス協会)の公式ルールブックでは、どのような規定が定められているのでしょうか。
かつて女子テニス界では「スコートまたはドレスの着用」が暗黙の了解とされていましたが、2018年の全仏オープンでセリーナ・ウィリアムズが着用した黒の「キャットスーツ」が議論を呼びました。産後の血栓症予防という医療目的を兼ねた全身タイツ型のスーツに対し、主催者側が一時的に着用制限を示唆したことで、世界的なアスリートの自己決定権を巡る論争へと発展しました。
これを受け、WTAはルール改定を即座に実施。現在では、スコートやドレスだけでなく、レギンスやタイトなミッドレングスショーツ単体でのプレーも公式に容認されています。選手が自身の宗教観、体型への意識、機能性の好みに応じて自由にボトムスを選択できるよう環境が整備されました。
さらに歴史的な転換点となったのが、伝統あるウィンブルドン選手権のドレスコード改定です。1877年の第1回大会以来、「ウェアはインナーに至るまで全身純白でなければならない」という厳格なオールホワイト規定を死守してきましたが、2023年大会より女子選手に限り「濃色・ダークカラーのアンダーショーツ着用」が正式に解禁されました。
これは、生理中の選手が「純白のウェアに経血が漏れてしまわないか」という極度の精神的ストレスを抱えてプレーしていた実態に対し、現役選手たちが声を上げた結果勝ち取った歴史的一歩です。白のスコートの下にブラックやネイビーのインナーを着用することが認められ、2026年現在では四大大会すべてにおいてアスリートファーストの運用が定着しています。