「ニャンちゅう」声優交代の舞台裏と「にゃんちゅうだにゃん」秘話
「ネコなのにネズミの着ぐるみを着ている」という強烈な設定。その発想の自由さこそが、番組の個性を決定づけた。語尾につくフレーズや挨拶には、アドリブや試行錯誤から生まれた演出が数多く含まれている。手袋をはめた手と動きのある表情が重なり合うことで、言葉以上にエモーショナルなコミュニケーションが生まれるのだ。
伝統的な人形劇の技法を取り入れながら、CGや現代的な演出を柔軟にブレンドする手法は巧みというほかない。単に可愛いだけのキャラクターに留まらず、人間味あふれる「弱点」や「愛嬌」を包み隠さず見せる姿勢が、子供だけでなく大人の心まで掴んで離さない理由である。