オーラの泉の衝撃裏話!江原啓之と美輪明宏が照らす未来の道標
美輪明宏という表現者の本質は、霊的な発言だけに留まらない。寺山修司が彼女のために書き下ろした伝説の舞台『毛皮のマリー』で見せた妖艶で圧倒的な狂気、そしてシャンソンの名曲『愛の讃歌』で歌い上げる無償の愛。その根底に流れているのは、壮絶な被爆体験や差別を乗り越えて培われた、人間に対する深い慈愛と覚悟だ。
江原が相談者の魂を解読するカウンセラーであるならば、美輪はその痛みを劇薬のような言葉と芸術で包み込み、昇華させる演出家であった。二人が並び立ったときの圧倒的な説得力は、美輪自身がくぐり抜けてきた人生の修羅場と、芸術を通して磨き抜かれた美学に裏打ちされていたのである。