オウム解散から30年余、上祐史浩が語り続ける「洗脳と脱カルト」の現在地――2026年、私たちが向かい合うべき陰影
2007年に設立された「ひかりの輪」は、従来の麻原崇拝を全面的に否定し、「仏教や神道に基づく思想哲学の学習サークル」であると対外的に主張してきた。しかし、国家防衛・治安当局の見解は異なる。法務省公安調査庁は、同団体が依然としてオウム真理教の教義の影響下にある可能性を排除できないとして、観察処分の更新を重ねている。
団体の構成員は高齢化が進む一方で、インターネットを通じて新たにアクセスしてくる若年層の存在も指摘されている。表面上のマイルドな広報活動の裏で、いかなる組織運営が行われているのか。地域社会との摩擦も依然として解消されておらず、拠点が置かれる自治体での住民運動や監視体制は今なお継続中だ。