平均年収はおかしい?高すぎる数値の罠と知られざる中央値の真実
給与の実態を正確に把握する上で欠かせないのが、平均年収と中央値の違いを理解することです。中央値とは、データを年収の低い順から高い順へ並べたときに、ちょうど真ん中に位置する人の数値を指します。
高所得者の影響を強く受ける平均値に対し、中央値は極端な外れ値の影響をほとんど受けません。そのため、世の中の「ごく標準的な生活水準」を測る指標としては、中央値のほうが圧倒的に現実を反映しています。
日本の給与所得者全体で見ると、平均年収が約460万円であるのに対し、年収の中央値は約380万〜400万円程度にとどまります。実に60万円から80万円近い差が存在しており、全給与所得者の約6割以上が「平均年収以下」という分布になっているのが日本の労働市場の偽らざる真実です。