ピンクの悪夢!ジャンボタニシの卵に潜む危険な寄生虫と駆除の全貌
では、実際に田んぼや用水路でピンク色の卵塊を発見した場合、どのように対処すればよいのだろうか。劇的に被害を抑えるための具体的なステップを解説する。
まず最も効果的なのは「産み落とされてから日数が経っていない卵を水の中に落とす」ことだ。驚くべきことに、空中での乾燥には強いが、水中に浸かると呼吸ができず窒息死する性質を持つ。柄付きのヘラやスクレーパーを用い、水中に削り落とすだけで孵化を防ぐことが可能だ。ただし、すでに黒っぽく変色した孵化直前の卵は水没させても生まれてしまう場合があるため、その場合はスコップ等で回収して土中に深く埋めるか、足で踏み潰す物理的処理が必要となる。
また、用水路からの親貝の侵入を防ぐために水管口へ目合いの細かいネットを張ること、冬場に土壌を耕して越冬貝を寒気や乾燥で死滅させる「耕起作業」も不可欠だ。これらの対策を組み合わせることで、発生密度を圧倒的に低下させることができる。