Pl学園と宗教の真実|甲子園の栄光と教団衰退の知られざる裏側
学園の母体であるパーフェクト リバティー教団は、戦後日本の新宗教界において圧倒的な存在感を誇った。その礎を築いたのが、二代教祖の御木徳近である。徳近は類まれなカリスマ性と鋭いメディア感覚を持ち合わせ、「信仰をスポーツや芸術を通じて社会へ届ける」という画期的なビジョンを掲げた。
1955年に設立された学校法人PL学園は、教団の布教戦略の要だった。徳近は莫大な教団資金を惜しみなく投じ、全国から優秀な指導者と球児をスカウト。教団の教義を徹底的に叩き込みながら、日本最強のスポーツエリート集団を育て上げた。宗教法人としての経済的絶頂期と学園の快進撃は、完全に軌を一にしていたのである。