プロが教える視線を奪うかわいい目の描き方と透明感ハイライト技法
静止画のイラストであっても、アニメーションの巨匠たちが培ってきた視線誘導の技術は大いに参考になる。繊細な感情表現で世界中にファンを持つ京都アニメーションの作品群では、キャラクターの感情の揺らぎが「瞳のハイライトの揺らめき」や「光の拡散度合い」によって雄弁に語られる。セリフ以上に瞳が雄弁に語りかける演出力は、現代のイラストレーションにおけるバイブルと言える。
また、圧倒的な作画力と独自のダイナミズムで知られるトップアニメーター吉成曜の仕事からも学べる点は多い。シャープでエッジの効いた瞳孔のコントラスト、光の反射を恐れずに力強く配置するハイライトのキレ。アニメーションの原画で見られるような計算し尽くされた視線誘導のラインを一枚絵に落とし込むことで、キャラクターの存在感は画面を突き破らんばかりの強度を獲得する。