犬の7歳は人間で何歳?「7倍説」を覆す最新科学と正しいケア法
「うちの子、7歳だから人間で言えば49歳くらいかな」――もしあなたがそう考えているなら、今すぐその認識をアップデートする必要がある。7倍説の起源は1950年代に遡るが、当時の「人間の平均寿命70年」と「犬の平均寿命10年」を安易に掛け合わせただけの、極めて根拠の乏しい試算に過ぎなかった。
犬の成長曲線は、直線的な右肩上がりではない。生後1年間の成長スピードは極めて急激であり、わずか1年で人間の思春期から青年期(15歳〜31歳相当)へと到達する。一方で、成犬期に入ると細胞レベルの加齢スピードは穏やかになる。したがって、幼少期に7倍計算をそのまま適応してしまうと、愛犬の実際の成熟度や心身の変化を大きく見誤るリスクが生じるのだ。