群馬の県庁所在地はなぜ前橋?高崎との激闘史と進化する超高層庁舎
歴史の荒波を越え、現在の前橋市大手町にそびえ立つのが、1999年に竣工した群馬県庁本庁舎だ。地上33階・地下3階、高さ153.8メートル。東京都庁に次ぐ、全国の都道府県庁舎としては第2位の圧倒的な高さを誇る。国土地理院の地形データと照らし合わせても、関東平野の北西端においてひときわ異彩を放つランドマークだ。
その威容は、上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)や雄大な利根川の景観と見事な対比をなす。32階に設けられた無料の展望ホールは、晴天時には遠く富士山や秩父連山まで見渡せる絶景スポットとして県内外から多くの来訪者を引きつけている。単なるお役所のビルではなく、地域の景観と観光の核としての機能を併せ持つ。