熱でがんを兵糧攻め!温熱療法が放つ免疫の力と保険適用の全貌
医療経済的な観点からも、温熱は患者にとって現実的な選択肢である。厚生労働省は、深部悪性腫瘍および浅在性悪性腫瘍に対する高周波加温療法を公的医療保険の対象として認めている。
保険適用となる主な条件は以下の通りだ。
・対象疾患:標準治療(手術、放射線、化学療法)の適応となる、あるいはそれらの治療で十分な効果が得られない固形悪性腫瘍。
・治療サイクル:深部加温の場合、一連の治療(通常1クールあたり数回から十数回)に対して保険点数が設定されている。
・自己負担額:高額療養費制度を利用することで、月々の窓口負担額には上限が設けられるため、経済的負担を大幅に抑えながら先進的な治療を継続できる。
主治医からの診療情報提供書を持参し、認定施設を受診すれば、照射スケジュールや併用薬剤のタイミングを綿密に組み立てた治療計画が提示される。