日本超え目前か?韓国の平均寿命が急伸した医療改革と格差のリアル
この驚異的な伸びを牽引したのは、間違いなく国家主導のドラスティックな医療改革だ。1977年に始まった医療保険制度は、わずか12年後の1989年に全国民を包摂する国民皆保険へと拡張された。この巨大なインフラを統括するのが大韓民国国民健康保険公団である。
単一支払者制度による圧倒的な購買力と価格統制、そして全国津々浦々に張り巡らされた病院ネットワークが、誰もが安価かつ迅速に高度医療を受けられる環境を創り出した。重症化する前の早期スクリーニングを国が主導し、がんや心血管疾患の早期発見・治療を徹底する。近年の急速なヘルスケア産業の高度化とデジタルカルテの完全普及も、受診のハードルを極限まで引き下げた。