日大アメフト部再建の舞台裏|名門フェニックス復活への全真相
チームの暗転を語る上で避けて通れないのが、2018年に起きた日大アメフト部悪質タックル問題である。試合中の危険なプレイを発端としたこの騒動は、単なる反則行為の域を超え、指導者のパワハラ体質や組織の隠蔽体質を露呈させる社会問題へと発展した。元監督の内田正人氏による強権的な指導スタイルと、そこから生じた意思決定の不透明さは、日本中の厳しい批判を浴びることとなった。
この事件は、日本のアメリカンフットボール界全体にとっても安全対策や指導倫理を根本から問い直す大きな機会となった。競技における公平性や選手の尊厳がいかに脅かされていたのか、その事実が明るみに出たことで、日本大学のみならず大学スポーツ全体のあり方に重大な一石が投じられたのである。