リオの奇跡から10年——登坂絵莉が今語る「母として、アスリートの伝道師として」挑む未来
彼女の代名詞といえば、土壇場で見せる驚異的な粘りと「勝負勘」だった。世界選手権3連覇、そしてリオ五輪での金メダル獲得。日本女子レスリング黄金期の一翼を担い、常に第一線でプレッシャーと戦い続けた。だが、栄光の裏には度重なる怪我との壮絶な闘いがあったことも事実だ。
2022年3月、彼女は静かに、しかし晴れやかな表情でマットに別れを告げた。自分の限界までやりきったという晴れやかさ。それは、多くのファンに「競技者・登坂絵莉」の第一章が最高の形で締めくくられたことを印象づけた。