栄光の甲子園と花火はどこへ?激変するPl教の知られざる現在地
教団の知名度を全国区へ押し上げた最大の功労者は、間違いなく学校法人PL学園の野球部だろう。桑田真澄と清原和博の「KKコンビ」を擁して甲子園を席巻した1980年代、胸に刻まれた「PL」の二文字は高校野球の絶対王者としての輝きを放っていた。研ぎ澄まされた集中力と「神仏への祈り」を胸に戦う選手たちの姿は、お茶の間の視線を釘付けにした。
しかし、時代とともに風向きは変わる。全国高等学校野球選手権大会で数々の伝説を残した名門も、度重なる暴力問題や指導者不在の混乱に揺れた。日本高等学校野球連盟(高野連)からの処分や全寮制システムの限界が重なり、2016年には休部に追い込まれる。かつてプロ野球界を席巻した黄金世代の記憶を残したまま、グラウンドの静けさは今も続いている。