さくら しめじが到達した新たな地平——結成12年目、アコースティックの枠を超えて共鳴する「等身大の言葉」
中学生時代に結成され、マイク一本でストリートに立ち続けていた初期の記憶。当時の彼らを知るファンにとって、現在の姿は感慨深いものがあるだろう。少年期のあどけなさは完全に影を潜め、今やステージ上で交わされる視線一つにも、10年以上の年月が培った圧倒的な信頼感が滲み出る。
ベタベタした仲良しアピールではない。互いの音楽的アレンジや歌唱のニュアンスを瞬時に察知し、即興でハモりを重ねていくスリリングな掛け合い。この阿吽の呼吸こそが、長年ステージを共にしてきた二人だけの強みだ。