サツキとメイの家は何が凄い?引き出しの秘密と2026年最新予約術
映画『となりのトトロ』の舞台である昭和30年代初頭の田園風景。その空気感を寸分違わず現代に蘇らせたのが、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内のどんどこ森に位置する「サツキとメイの家」です。
この建物が一般的なテーマパークのアトラクションと決定的に一線を画しているのは、「映画のセットではなく、人が実際に暮らせる本物の日本家屋」として建てられている点にあります。宮崎吾朗監督の指揮のもと、当時の大工技術や左官技術を駆使し、柱の継ぎ手から土壁の素材、瓦の一枚に至るまで伝統工法を採用。さらに、年月が経過した味わいを出すため、柱や畳、建具には緻密なエイジング加工が施されています。
そして来園者を最も驚かせるのが、家の中にある収納や引き出しを「来園者が自分の手で自由に開けて触れられる」という前代未聞の仕掛けです。タンスを開ければサツキやメイの肌着や季節ごとの洋服が綺麗に畳まれて収められており、机の引き出しには使いかけの鉛筆やお父さんの手帳、台所の戸棚には当時の調味料や食器が並びます。草壁一家が直前までそこで生活し、ふらっと近所へ出かけたかのような生々しい生活感が、訪れる人の心を激しく揺さぶります。