渋谷の夜を彩る地中海の風——「チリンギート エスクリバ」が魅せる、直火パエリアと大人のための最新食体験【2026現地ルポ】
名物の「エスクリバ パエリア」や、濃厚な墨の旨味が広がる「イカスミ パエリア」の完成度は言わずもがなだが、2026年の注目はサイドメニューの進化だ。厨房を仕切るシェフ陣が打ち出す季節限定タパスは、旬の和食材をスペイン伝統の技法で昇華させた逸品ばかりである。
例えば、三陸産のプリプリとした牡蠣を特製のアヒージョ仕立てにした一皿や、柑橘のフレッシュな酸味を効かせた旬魚のセビーチェ。どれも素材の鮮度が際立ち、メインのパエリアへ至るプロローグとして完璧な組み立てがなされている。一皿ごとのポーションも絶妙で、少人数の利用でも多様な味覚のグラデーションを楽しめるのが嬉しい。