山寺宏一が明かすアンパンマンの兼ね役秘話!チーズとカバおの真実
長年にわたり作品の「座長」として現場を引っ張る戸田恵子は、山寺の凄みについてたびたび口にしている。アフレコスタジオでの山寺は、常に集中力と遊び心を高次元で同居させているという。
『それいけ!アンパンマン』の現場は、声優陣が一堂に会して同時録音を行うスタイルを頑なに守り続けてきた。マイクの数が限られる中、山寺は画面上のキャラクターの動きに合わせて瞬時にマイク前に滑り込み、めいけんチーズの咆哮を上げたかと思えば、次の瞬間にはカバおの情けない声を響かせる。その無駄のない身のこなしは、まるで計算し尽くされたダンスのようだと同僚たちは語る。
「山ちゃんが現場にいるだけで、全体の緊張感が心地よくほぐれ、同時にクオリティの底上げがなされる」と戸田も絶賛する。共演者同士の呼吸がぴったりと噛み合う瞬間の快感。それこそが、何世代にもわたって子どもたちの心を掴んで離さない映像美の秘密なのだ。