神居古潭の歴代事故と魔の淵の真相!旭川・石狩川に潜む危険を検証
対岸の旧駅舎へと渡る歩行者専用の吊り橋「神居大橋」は、観光のシンボルであると同時に、常に転落リスクと隣り合わせの構造物でもある。木製デッキを踏みしめるたびに揺れる細長い橋梁は、強風時や降雪時には足元をすくう危険地帯へと姿を変える。手すりの高さや防護柵の隙間など、過去の基準で作られたインフラには現代の安全基準から見れば注意を要する箇所が少なくない。
さらに、対岸に佇む旧国鉄函館本線旧線の遺構群もまた、重い歴史の傷跡を今に伝えている。かつてSLが黒煙を上げて駆け抜けたこの区間は、度重なる落石事故や地滑り、雪崩に脅かされ続けた過酷な難所だった。現在では廃線跡や素掘りのトンネル群が地域史・ダークツーリズムの文脈で愛好家の関心を集める一方、崩落のリスクを抱える立ち入り禁止区域への不法侵入が後を絶たず、新たな事故の火種となっている。