聖徳太子の謎に迫る!法隆寺と穴場を巡る知的好奇心の奈良斑鳩旅
飛鳥時代の政治的中心地であった飛鳥(現在の明日香村)から、なぜ聖徳太子はこの斑鳩の地へ拠点を移したのか。古代史における大きな謎の一つだ。推古天皇13年(601年)、太子はこの地に斑鳩宮を建設し、自らの理想とする仏教立国の理想郷を描こうとした。
斑鳩の地に漂うどこか張り詰めた空気感は、単なる歴史の遺物ではない。シルクロードの終着点として大陸から渡来した最新の技術や文化が花開いた飛鳥文化の息吹が、現代の日常風景と混ざり合いながら確かに息づいている。仏教建築の美しさだけでなく、権力闘争の渦中で太子が抱いた苦悩や思惑までが、この土地の風土には滲み出ているのだ。