生涯独身の急増が映し出す日本の深層と直面する老後・経済危機

生涯独身の急増が映し出す日本の深層と直面する老後・経済危機

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冷徹な統計数字は、もはや見て見ぬ振りを許さない水準に達している。総務省統計局が実施する国勢調査および国立社会保障・人口問題研究所が発行する『人口統計資料集』の精緻な分析によると、統計上の指標である「50歳時未婚率」――通称として用いられる生涯独身指標――は、男性で約3割、女性でも約2割という歴史的な高水準に達している。

男性のおよそ3人に1人、女性の5人に1人が50歳時点で未婚という現実は、一過性のブームでも若者の気まぐれでもない。長期の時系列データを俯瞰すれば、1980年代前半までは男女ともに5%未満で推移していた数値が、わずか数十年で垂直に近い角度で跳ね上がったことがわかる。とりわけ男性の伸び率は凄まじく、かつての団塊ジュニア世代が50代に突入したことで、絶対数としての単身層のボリュームは社会全体の無視できないマジョリティへと成長した。

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山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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