神が宿る最古の聖域・三輪山!登拝ルールと古代の謎を徹底解明
この地に鎮座する主祭神は、国造りの神として知られる大物主大神(おおものぬしのおおかみ)である。『古事記』や『日本書紀』の神話世界において、この神は非常に大きな存在感をもって描かれている。
特に有名なのが、第10代・崇神天皇の時代にまつわるエピソードだ。国中に疫病が蔓延し、民が塗炭の苦しみに喘いでいた際、崇神天皇の夢枕に大物主大神が現れた。神託に従ってその子孫である大田田根子(おおたたねこ)を探し出し、神を祀らせたところ、疫病は一瞬にして収まり、国は再び平穏を取り戻したとされる。古代国家の存立を揺るがす危機を救ったこの物語は、この聖地が持つ強大な神徳と政治的威厳を雄弁に物語っている。