シドニーでもメルボルンでもない?「オーストラリアの首都」キャンベラが今、世界中の都市計画家から熱視線を浴びる理由【2026年最新レポ】
オーストラリアが連邦国家として産声を上げた20世紀初頭、首都の座を巡って激しく火花を散らしたのがシドニーとメルボルンだった。互いに譲らない2大都市のプライドの相克。その決着をつけるために選ばれた解決策こそが、「両市の中間に新たな首都をゼロから築く」という大胆な決断だった。
国際コンペを制したアメリカの建築家ウォルター・バーリー・グリフィン夫妻は、幾何学模様の街路と人造湖「バーリー・グリフィン湖」を中心とした壮大なガーデンシティを描き上げた。自然の地形と都市機能が見事に調和した都市デザインは、100年以上が経過した現代においても、なお比類なき美しさを放っている。