実は大損?人参の栄養を極限まで引き出す調理法と驚異の健康効果
生産現場に目を向けると、日本の農業技術はさらなる進化を遂げている。農林水産省(MAFF)が推進するスマート農業や機能性農産物の拡大戦略を受け、食品産業・アグリビジネス(Food Industry)の現場では、従来品種に比べてβ-カロテンやリコピンの含有量を大幅に高めた新品種の開発と栽培が本格化している。
土壌の微生物環境をセンサーで厳密に管理し、寒暖差を利用して糖度とアミノ酸、ビタミン濃度を限界まで引き出した高付加価値ニンジンは、青果売り場やオーガニックスーパーで飛ぶように売れている。ただ甘くて食べやすいだけではない。生活習慣病予防を見据えた「食べる医療」としての農作物が、流通の主役に躍り出ようとしているのだ。