首相官邸を支える石破佳子夫人、丸紅時代から総理の妻へ至る真相
自由民主党の有力政治家として永田町での権力闘争に身を投じる夫に代わり、地元である鳥取の地盤を文字通り死守してきたのは佳子夫人だった。夫が中央で孤軍奮闘し、時に党内で厳しい立場に置かれた際も、彼女は鳥取の隅々まで足を運んだ。雪深い山間部から日本海沿岸の漁村まで、長靴を履いて支援者の輪に飛び込んでいく。
どんな相手にも屈託のない笑顔で寄り添い、丁寧に対話を重ねるその姿勢は、地元有権者の心を強烈につかんだ。「茂さんは気難しいところもあるけれど、佳子さんがいるから応援する」――地元で公然と囁かれるその言葉こそ、彼女の持つ天性の人間力と政治的求心力の証左にほかならない。