水辺の憩いか異変か?久喜菖蒲公園の変貌と現場取材で見えた真実
この土地を理解するには、久喜と菖蒲というふたつの町の歴史的背景を切り離すことはできない。かつて一面の田園地帯だったこのエリアは、工業団地の開発とともに大規模な治水機能を持つ人工池として生まれ変わった。それが現在の昭和沼である。
武蔵野の面影を残す樹木に囲まれた公園内は、春の桜、初夏の水生植物、秋の紅葉と、季節ごとにまったく異なる表情を見せる。特に池の中央に設置された大噴水が青空高く水柱を上げる光景は、地域の象徴的なランドマークとして親しまれてきた。歴史の厚みと自然の美しさが、都市部からのアクセス性の良さと相まって、類稀なロケーションを作り出している。