水道水が飲める国は世界で何カ国?最新の安全事情と渡航リスク
アジア、アフリカ、中南米の広範な地域では、水道水をそのまま飲むことは厳禁と考えるべきだ。下水処理設備の未整備や配管の破損による地下水汚染が深刻で、コレラ、A型肝炎、アメーバ赤痢といった感染症のリスクが日常的に潜んでいる。海外旅行医学の専門家は、生水を飲まないことはもちろん、氷入りのドリンク、生野菜のサラダ、果物の皮についた水滴にも警戒を払うよう強く警告している。
ホテル滞在時であっても、歯磨きの口ゆすぎには未開封のミネラルウォーターを使用するのが鉄則だ。シャワーの際に誤って水を飲み込まない工夫も欠かせない。煮沸消毒を行う場合は、標高による沸点の低下を考慮し、完全に沸騰した状態で最低でも1分以上(高地では3分以上)加熱し続けることが安全のボーダーラインとなる。