シュトロイゼンの隠された過去とクククの実の能力を徹底解剖!
『ONE PIECE』が連載される『週刊少年ジャンプ』(集英社)の歴史において、シュトロイゼンのような陰湿でありながら知性あふれる悪役像は非常に珍しい。単に力で主人公たちの前に立ちはだかる敵ではなく、物語の背景に深い歪みをもたらす存在だ。
尾田栄一郎が描くキャラクターたちの厚みは、こうした脇役の緻密な心理描写に支えられている。正義と悪の単純な二元論を超え、欲望に忠実な大人の汚さをリアルに描く手法は、少年漫画の表現域を大きく広げたと言えるだろう。