松岡修造を生んだ名門・柳川高校の進路実績とIct教育の深層
柳川を語る上で欠かせないのが、日本のアスリート史に刻まれた巨大な足跡だ。日本テニス協会でも語り継がれる熱血漢・松岡修造や、柔道界の鬼才として世界を魅了した故・古賀稔彦など、世界の頂点を目指した一流の表現者たちがこのキャンパスから飛び立っていった。
運動部の練習風景を取材すると、単に根性論に頼る指導は姿を消し、緻密なデータ分析と効率性を重視するアプローチが徹底されていた。日本高等学校野球連盟に加盟する野球部は、全国高等学校野球選手権大会での伝統の粘り強さを維持しつつ、最新のコンディショニング理論を導入。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の常連であるテニス部や柔道部も、個々のフォーム解析や体調管理にデジタルツールを駆使している。厳しい練習の合間に見せる生徒たちの清々しい表情からは、勝利への執念と競技を楽しむ心の双方が伝わってくる。