その数値は安全か?年代別の血圧基準と専門医が明かす測定の盲点
血圧は年齢とともに上昇する。これは加齢に伴って血管のしなやかさが失われ、弾力性が低下するためだ。しかし、「歳をとったから血圧が高くても仕方がない」という解釈は極めて危険な誤解である。
日本高血圧学会が提示する診断基準では、年齢を問わず診察室血圧で「120/80 mmHg未満」が臨床的な正常血圧(至適血圧)と定義されている。そのうえで、年齢や合併症の有無に応じた降圧目標値が設定されている。
以下は、年代ごとの一般的な基準値の目安と、各世代特有のリスク要因をまとめた一覧だ。
20代や30代の若年層であっても、基準値を超えて放置すれば40代を迎えた頃には血管の変性が著しく進んでしまう。若いから大丈夫という根拠のない過信は、最も警戒すべき落とし穴だ。