すばやいニホントカゲを傷つけずに一瞬で捕獲するプロの極意
捕獲テクニック以前に重要なのは、彼らがどこに身を潜めているかを見極める眼力である。狙い目は「日光浴ができる場所」と「瞬時に隠れられる隙間」が背中合わせになったロケーションだ。
古い石垣の目地、日当たりの良いコンクリート擁壁、乾燥した倒木の周囲などが絶好のポイントになる。変温動物である彼らは、体温を上げて代謝を高めるために日光浴を欠かせない。一日のうちで最も遭遇率が高まるのは、太陽が昇りきった直後の午前9時から11時頃だ。
雨上がりの晴れ間も絶好のチャンスとなる。濡れて冷えた体を温めるため、岩や乾いた板の上に無防備に身を晒す場面が頻発するからだ。茂みの奥を探すより、日差しが差し込む境界線に目を凝らすことが発見の鍵となる。