スーパーの棚は嘘だらけ?本物オリーブオイルの見分け方と偽物の闇
オリーブオイルは、地球上で最も偽装が行われやすい食品のひとつとして知られる。イタリアの検察当局や欧州刑事警察機構(ユーロポール)は毎年のように大規模な食品偽装問題の摘発を行っており、安価なヒマワリ油や大豆油にクロロフィルで緑色を着色した偽装オイルが何万トンも市場から回収されている。
近年、地中海沿岸を襲った記録的な熱波と干ばつは、この闇をさらに深めた。スペインやイタリアといった主産地での大不作が続き、オリーブオイルの国際取引価格は過去最高水準まで跳ね上がった。原油ならぬ「緑のゴールド」となったオリーブオイルの原価高騰は、悪質なブローカーによる混ぜ物やラベル偽装を加速させる格好の温床となっている。
正規の生産コストを考えれば、500mlのボトルが数百円で棚に並ぶこと自体が農業経済学的にあり得ない。価格破壊の裏には、巧妙に希釈された偽装品が紛れ込んでいる現実を疑うべきだ。