たこ焼き粉でもんじゃ焼きは作れる?プロ直伝黄金比と秘伝裏ワザ
家庭で手軽に作れるとはいえ、やはり目指したいのは東京・月島の名店が提供する本物の味だ。本場の味を支える「月島もんじゃ振興会協同組合」の職人たちが大切にするのは、鉄板の上での「手際」と「火入れ」の妙である。
「日本コナモン協会」も推進するように、粉ものは単なる料理ではなく、調理のプロセスそのものを楽しむカルチャーだ。家庭のホットプレートで本場の雰囲気を再現するなら、まずは具材(キャベツ、天かす、桜エビ、ベビースターラーメンなど)だけを鉄板に広げて刻みながら炒め、しっかりとした「土手」を作る。その中央の空洞に、たこ焼き粉で仕込んだシャバシャバの生地を数回に分けて流し込むのが鉄則だ。
ジューと音を立てて生地がふつふつと煮立ち、透き通ってきたら土手と全体を混ぜ合わせる。鉄板の端で「はがし(小さなヘラ)」を使ってギュッと押し付け、焦げ目を作りながら口に運ぶ——この一連の儀式こそが、鉄板料理の醍醐味である。