テレビ史を揺るがした傑作群の舞台裏!いま再評価される配信の熱気
従来のフォーマットに揺さぶりをかけたのは恋愛や時代劇だけではない。『ミステリと言う勿れ』では、菅田将暉演じる天然パーマの大学生・久能整が、淡々と放つ長台詞で社会の偏見や既成概念を解体していった。事件解決のカタルシスよりも「対話による癒やし」に重きを置いた構成は、視聴者のメンタリティに深く刺さった。
一方、韓国の大ヒット作を果敢にローカライズした『六本木クラス』や、TBSテレビが仕掛けた重厚な社会派サスペンスの数々も、テレビ放送業が直面するグローバル競争への明確な回答だった。既存の枠組みにとどまらず、海外プラットフォームへの展開や配信での2次利用を前提とした骨太な企画が次々と芽吹いた時期でもあった。