天才子役まえだまえだの現在地!実力派俳優へ覚醒した兄弟の舞台裏
一方、兄の前田航基が放つ存在感も唯一無二だ。彼が画面に現れるだけで、その作品世界のリアリティが一気に跳ね上がる。飾り気のない体躯と、どこか朴訥としながらも芯の通った声。若手俳優が煌びやかさを競い合うなかで、彼は早くから生活感や人間の泥臭さを表現できる貴重なバイプレイヤーとしての地位を確立した。
インディペンデント映画から商業大作、さらには本格的なストレートプレイの舞台まで、彼が選ぶ作品群には徹底した表現へのこだわりが滲む。決して出しゃばらず、だが主役を引き立てながら自らの爪痕を確実に残す。妥協なき職人肌のスタンスは、目の肥えた映画ファンや気鋭のクリエイターたちから絶大な信頼を寄せられている。