畠山みどりと夫が闘った巨額借金の真相!半世紀の愛と激動の裏側
借金返済という過酷な日々のなかで、畠山みどりの背中を押し続けたのは、皮肉にも彼女自身の代表曲たちだった。デビュー作である『恋は神代の昔から』の軽快で前向きな響き、そして人生の応援歌として愛された『出世街道』の力強い詞である。
かつてNHK紅白歌合戦の舞台で何千万人もの観客を熱狂させた名曲群が、借金という現実に直面した彼女自身の魂を救うことになった。「やると思えば どこまでやるさ」という歌詞の一節は、地方巡業のステージで歌うたびに、自身と客席の双方に勇気を与えた。千秋氏は舞台袖からその姿を見守り、音響や照明の細部にまで目を配りながら、歌手・畠山みどりの尊厳を守り抜いた。
単なる生活費稼ぎの興行ではない。本物の歌の力を証明する巡業を重ねることで、夫妻は徐々に借金を圧縮し、完済へと近づいていったのである。