ついに空母化完了へ!いずも型護衛艦が迎えた防衛戦略の転換点
この前例のない改修を現場で形にしたのが、ジャパン マリンユナイテッド(JMU)をはじめとする国内の造船・防衛産業だ。既存の船体フレームに極力干渉せず、重量バランスを狂わせずに数千トン規模の構造変更を施す作業は、極めて高度な職人技とデジタルツイン設計の融合によって成し遂げられた。
造船所のドックでは、連日火花が散り、鋼板を焼き付ける音が響き渡っていた。船体の重心位置を微細に再計算し、追加された電子戦機器や着艦誘導装置「JPALS」のアンテナアレイを最適配置する。日本の防衛産業基盤が持つ執念と底力が、この未踏の艦体改修を完遂へと導いたのだ。