土俵を去っても愛される「パンヤン」の現在地——角界の名バイプレイヤーが切り拓く令和相撲界の新境地
彼の魅力を語る上で外せないのが、その丸みを帯びた愛くるしい体型と気さくなキャラクターだ。ファンからは親しみを込めて「パンヤン」の愛称で呼ばれ、SNSや本場所の会場でも絶大な人気を誇った。威圧感を前面に出す力士が多いなかで、彼が漂わせる和やかな空気感は異彩を放っていた。
だが、その温和な笑顔の裏には血の滲むような稽古とリハビリがあったことを忘れてはならない。愛嬌のあるルックスと、土俵上の厳しい勝負師としての顔。この鮮烈なギャップこそが、世代や性別を超えて人々を魅了し続けた最大の理由だろう。