土井善晴が教える極上おせち!一汁一菜の極意で彩る新年の食卓
土井善晴氏が主宰する「おいしいもの研究所」では、単なるレシピ開発にとどまらず、風土と食の結びつきを探求する深い思索が続けられている。日本の各地で育まれてきた発酵食品や乾物、旬の野菜の生命力をどういただくか。そこには、大量生産・大量消費の波に抗う、持続可能なフードカルチャーへの強い意志が込められている。
おせちの具材一つひとつに込められた無病息災や子孫繁栄の願いは、自然への畏怖と感謝から生まれたものだ。研究所から発信されるメッセージに触れると、おせちをいただくという行為が、何百年もの間受け継がれてきた日本の精神文化と繋がる尊い儀式であることに改めて気づかされる。