ウインカーを出さぬ悪習?岡山ルールの危険な実態と罰則リスク
交差点での無合図右左折、減速なしの強引な車線変更、直前での突然の割り込み。これら岡山ルールの実態は、道路交通法に明確に抵触する違法行為にほかならない。同法第53条は、右左折時は交差点の30メートル手前、車線変更時は進路を変える3秒前に合図を出さなければならないと定めている。合図を出さずに進行した場合は「合図不履行違反」に問われ、普通車であれば反則金6,000円、違反点数1点が科される。
取締りの現場も激変している。岡山県警察は警察庁の全国的な重点方針と連携し、白バイやパトカーによる巡回のほか、主要交差点における監視カメラや定点観測を駆使した取締りを大幅に強化した。近年では市民からのドライブレコーダー映像の提供も急増しており、「警察が見ていなければ大丈夫」という言い逃れは通用しなくなっている。
さらに深刻なのは、合図不履行が人身事故に直結した場合の刑事責任だ。無合図での急な進路変更によって後続のバイクや歩行者を巻き込めば、過失運転致死傷罪に問われ、免許取消や巨額の損害賠償、さらには懲役刑のリスクすら現実のものとなる。「いつもの癖」で済まされていた行為が、人生を一瞬で破滅させる重大犯罪へと直結する時代に入っている。