『Vivant』続編始動で再び脚光!「野崎守」という男が日本ドラマ界に残した巨大な爪痕と未回収の謎
堺雅人演じる乃木憂助と野崎の間で育まれた関係性は、既存のドラマにおける「バディ」の概念を鮮やかに裏切ってみせた。一見すると、頼りない乃木を優しく見守る頼もしい兄貴分。しかし、その温かい笑顔の裏で、野崎の視線は常に乃木の挙動や視線の揺らぎ、筋肉の微細な緊張を正確に追っていた。
「乃木、お前が裏切り者じゃないと信じたい」——そんな情に訴えかけるような言葉を投げかけながら、裏では着々と監視の網を狭めていく。別班という裏の顔を隠し通そうとする乃木と、公安の執念でその正体を暴こうとする野崎。お互いの非凡な才能を認め合いながらも、決して全幅の信頼は置かない。この張りつめた緊張感こそが、世界中の視聴者を魅了した心理サスペンスの真骨頂だった。