外食激変期の真実:「ガイアの夜明け」の衝撃から月日が流れ、大戸屋が辿り着いた「手作りと効率化」の答え
国内市場が成熟する中、大戸屋の成長を牽引しているのが海外事業だ。アジア圏を中心に、アメリカやヨーロッパへの進出も加速している。
面白いのは、海外における「OOTOYA」の立ち位置だ。日本では親しみやすい定食屋であるが、ニューヨークやアジアの主要都市では、スタイリッシュな高級和食レストランとして認識されている。現地で調達した新鮮な食材を使いつつ、日本の出汁(だし)文化を忠実に再現するスタイルが、ハイエンドな顧客層から高い評価を得ている。
国内で培った「店内調理のノウハウ」は、実は海外展開において強力な差別化要素となった。工場で作られた冷凍食品を温めて出すだけの店舗とは一線を画す「本物の日本食」として、高い利益率を叩き出している。