ワイスピ見る順番は公開順か時系列か?3作目の罠と2026年最新全貌
シリーズを追う上で誰もが一度は戸惑うのが、第3作『TOKYO DRIFT』の時系列が第6作『EURO MISSION』の後になる理由です。このタイムラインのねじれは、映画史に残るユニークな経緯から生まれました。
もともと第3作は、主役のポール・ウォーカーやヴィン・ディーゼルがメインキャストから外れ、日本の東京を舞台にした完全なスピンオフ的立ち位置として制作されました。そこで初登場したのが、サン・カン演じる人気キャラクターのハンです。劇中でハンは渋谷のスクランブル交差点付近で壮絶な事故に巻き込まれ、命を落とす結末を迎えます。
ところが、ハンのクールな佇まいと存在感がファンの間で爆発的な人気を獲得。監督のジャスティン・リンとプロデューサーを兼任するヴィン・ディーゼルは、第4作以降でオリジナルメンバーを呼び戻すにあたり「ハンをファミリーの主要メンバーとして復帰させたい」と熱望しました。その結果、第4作『MAX』から第6作『EURO MISSION』までの物語をすべて『TOKYO DRIFT』より過去の出来事にするという大胆な時間軸の再設定が行われたのです。
そして第6作のポストクレジットシーンにおいて、ハンの事故死の現場にいた謎の男としてデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が登場。第3作の事故が実は復讐劇の発端だったという驚愕の事実が明かされ、第7作『SKY MISSION』へと完璧に一本の線で繋がりました。