萬屋錦之介の家系図解剖!中村獅童らへ受け継がれる名門の真実
萬屋錦之介を中心とする小川家の家系図は、歌舞伎界と芸能界が濃密に交差する壮大なネットワークを形成している。錦之介を取り巻く親族関係の真相を整理すると、その広がりと豪華さに圧倒されるはずだ。
まず現代のエンタメ界で異彩を放つ二代目中村獅童は、錦之介の実兄である初代中村獅童の息子であり、錦之介から見れば「甥(おい)」にあたる。父が歌舞伎を離れたあと、自らの力で歌舞伎の舞台に挑み、映画やドラマでも圧倒的な存在感を放つ中村獅童の反骨心と越境スピリットは、叔父である錦之介の生き様と驚くほど重なり合う。
さらに、実弟の中村嘉葎雄もまた日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝くなど、映像界屈指の名バイプレイヤーとして名を馳せた。甥には五代目中村時蔵(現・中村萬壽)や二代目中村錦之助らがおり、その子ども世代である六代目中村歌昇や中村種之助、中村陽喜、中村夏幹へと小川家の芸脈は脈々と息づいている。
私生活では、女優の淡路恵子との再婚が当時大きな話題を呼んだ。淡路恵子との間に生まれた息子たちも含め、一族には常にスポットライトとドラマが付きまとった。名門・小川家の血筋は、歌舞伎の伝統を守り抜く本流と、スクリーンの荒波へ打って出た革新派の双方が絶妙に絡み合い、現在もなお芸能界の第一線で強烈な光彩を放ち続けている。