未完の巨塔を徹底解剖!ガウディ建築の秘密とプロ直伝の描画技法
バルセロナの街並みを見下ろすサグラダ・ファミリアは、建設開始から一世紀以上の時を経て、いよいよその全貌を現しつつある。サグラダ・ファミリア建設委員会が発表する進捗は常に世界的なニュースとなり、アントニ・ガウディ没後100年の節目を迎えた現在の熱気は過去最高潮に達している。足場が徐々に外され、現れる新たな塔のシルエットは、リアルタイムで風景が更新されていく現代ならではのスペクタクルだ。
かつて「完成することのない永遠の工事現場」と揶揄された聖堂は、ユネスコ世界遺産としての威厳を保ちながら、日々その表情を変えている。今この瞬間しか見られない光景を描き留めること。それは現代を生きるアーティストに与えられた特権であり、時代性を纏った強い説得力を持つアートワークを生み出す契機に他ならない。