握力を劇的に高めるハンドグリップの正しいやり方と前腕肥大の極意
ハンドグリップで最も多い失敗が、指先だけで引っ掛けて握ったり、手首を極端に曲げた状態で力を入れたりすることです。手首周辺には細い腱や神経が密集しており、不正なフォームでの高負荷トレーニングは腱鞘炎や手根管症候群の引き金になります。
手首を痛めないフォームを身につけるには、まず器具のセット位置が肝心です。ハンドグリップの片方のハンドル(固定側)を、親指の付け根にある肉厚な部分、すなわち「母指球」の中心から手首寄りにしっかり密着させます。もう片方のハンドルには、人差し指から小指までの第1関節と第2関節の間を引っ掛けるように配置してください。
力を込める際は、人差し指ではなく小指と薬指に意識を集中させて引き込むのがポイントです。手の構造上、小指・薬指側の屈筋群(浅指屈筋や深指屈筋)を稼働させたほうが前腕深部まで強烈な筋収縮を生み出せます。このとき、手首は手の甲側にも掌側にも倒さず、前腕と一直線になるニュートラルな角度を維持します。最後までハンドル同士が触れ合うまで完全に閉じ切り、1秒ほど保持してからゆっくりと戻す動作を徹底することで、前腕の筋トレ効果が劇的に高まります。